輪島 道中記


今年の盆休みはジャンボおばさんのダンナさんの実家の輪島に行く途中に、ぜーったいやりたいことがありました。
それは、夏しか食べられない”岩カキ”!
金沢の近江町市場に行くと、魚屋に色々な産地の岩カキが並んでいます。
その場で食べることもできます。
今回は、特急で金沢を通過し七尾で降りて、能登食彩市場に行ってみました。
七尾駅から夏の炎天下の道を歩いて10分で到着。

市場はたくさんの人で賑わっていました

昼ごはんには、新鮮な魚介をその場で炭火で焼いて食べる「浜焼き」を食べたかったのですが、なんと30分超の順番待ち。
30分おきに出ている七尾から和倉温泉行きのバスにどうしても乗らなければいけなかったので、浜焼きを泣く泣く諦めました。

レストランのある2階に、和倉温泉旅館の加賀屋がやっているレストランがあり、ここも込み合っていましたが、なんとかお魚メインの定食をいただきました。


やっぱり、夏の能登はこれだ!

さて、昼ごはんを食べ終わってバスの時間まで10分。あきらめかけましたが、本来の目的である岩カキを食べなければ後悔するので、早歩きで売り場に向かって注文し、殻を開けたものを渡されました。

1個1000円のもありましたが、食べたのは1個600円。殻の大きさに比べて身はやや小さいものの、それでも冬場のかきの3倍位はあります。

口に入れ、ガブっと噛むと、海のミルクがたらーりと出てきて、クリーミーでなんとも美味しい。
冬の生カキとは全く味が違います。
別の食べ物、というのは大げさですが、生カキが嫌いな人でもいけるのはないでしょうか。

次に目指すは和倉温泉

食べ終わると人をかき分けてバス停にダッシュ
30分に1本のバスに間に合った。
七尾から和倉温泉バスターミナルまでバスで20分位でした。
バスターミナルのすぐ近くに、日帰り温泉施設の「総湯」が今年の4月にオープンし、出来たてほやほや。
そこに行ってみました。

建物が大きく、外観は黒で落ち着いた感じ。
中に入ると、内装に木がたくさん使われていて、木の香りもまだ残っていて、とても清潔で落ち着いた印象があります。

舐めると塩からい!

温泉の方は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉。
源泉は82.7℃で、お風呂は熱めの42℃と、普通の40℃の二種類。
もちろん露天風呂があり、広いのでゆったりと浸かれます。
和倉温泉の泉質は体に本当に沁みる感じ。道中の疲れがとれました。
温泉に入った充実感はかなりあります。
総湯に来てよかったなー、っと心底思いました。
湯上りの熱を冷まそうと、畳敷きの大広間にいくと、皆さんアチラコチラにゴロッと寝てます状態で、ちょっと落ち着かない。

総湯のフロントを出て左にもっと広い大広間の休憩場所がありました。こちらは冷房がもっと効いて、大きなスクリーンには高校野球の中継が映しだされていて、こちらでしばらく休むことにしました。

さて、そろそろ和倉温泉駅に行かねば。本数の少ない貴重な輪島行きのバスを逃してしまう・・・
タクシーを飛ばして駅に向かい、無事、輪島に向かいました。